公開講演会 第52回社会福祉のフロンティア「津久井やまゆり園事件から5年:教訓は活かされたのか?」

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  • 2021年8月7日(土)14:00~16:00
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2016年7月26日に「津久井やまゆり園」にて発生した殺傷事件から、5年の歳月が経とうとしている。新型コロナのパンデミックへの対応に追われるなかでも私たちはこの事件を忘れるべきではない。加害者の特異性が事件発生の一つの要因であるとしても、その背後にある、加害者と事件を生み出した日本社会の構造的な問題にこそ目を向けるべきである。事件5年目の追悼として、日本におけるしょうがい者政策、しょうがい者教育、そして、私たちひとりひとりのしょうがい者との向き合い方について、改めて分析し、考察を加えていきたいと考える。

講師

慶応義塾大学文学部教授
岡原 正幸(おかはら まさゆき) 氏

慶應義塾大学社会学研究科博士課程修了、慶應義塾大学文学部助手、助教授を経て現職。
主な研究領域は、アートベース?リサーチ、感情社会学、障害学、パフォーマンス研究。
単著に『感情資本主義に生まれて—感情と身体の新たな地平を模索する』(2013年)、共著に『対決を乗り越える心の実践:障害者差別にどのように向き合うか?』(2017年)、『感情を生きる—パフォーマティブ社会学へ』(2014年)、『生の技法 家と施設を出て暮らす障害者の社会学』(1990年初版、2012年文庫版)等がある。

東京大学先端科学技術研究センター准教授
熊谷 晋一郎(くまがや しんいちろう) 氏

東京大学大学院工学系研究科先端学際工学専攻博士号取得、埼玉医科大学病院小児心臓病棟助手、東京大学先端科学技術研究センター特任講師を経て現職。当事者研究を専門とする。
著書『リハビリの夜』(2009年)で第9回新潮ドキュメント賞受賞。共著に『atプラス31—他者の理解』(2017年)、『障害者運動のバトンをつなぐ——いま、あらためて地域で生きていくために』(2016年)等がある。

株式会社毎日新聞社記者
上東 麻子(かみひがし あさこ) 氏

1996年毎日新聞入社。佐賀支局、西部本社、東京本社くらし医療部などを経て2020年から統合デジタル取材センター。障害福祉、精神医療、差別、性暴力、「境界」に関心がある。2018年度新聞協会賞を受賞したキャンペーン報道「旧優生保護法を問う」取材班。連載「やまゆり園事件は終わったか?~福祉を問う」で2020年貧困ジャーナリズム賞。共著に「強制不妊—旧優生保護法を問う」(毎日新聞出版)、「ルポ『命の選別』誰が弱者を切り捨てるのか?」(文藝春秋)。

詳細情報

名称

公開講演会 第52回社会福祉のフロンティア「津久井やまゆり園事件から5年:教訓は活かされたのか?」

対象者

本学学生、教職員、校友、一般

申し込み

  • 事前申し込み 要
  • 参加費 無料

先着:500名

※本ウェビナーは、自動音声認識字幕をご利用いただけます。
障害による配慮が必要な方は、直接事務局(r-fukushi@rikkyo.ac.jp)にご連絡ください。可能な限り対応させていただきます。

以下のwebサイトよりお申し込みください。

主催

社会福祉研究所

お問い合わせ

社会福祉研究所事務局(担当:三浦)

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